HIMENOYU MOTHER.では様々なジャンルの専門家の皆様にお力をお借りして、様々な商品のご案内をして参ります。染色家であり「伊豆布研究室」室長である石丸みどりさん。
石丸みどり(染織家、ito.ori.midori)= 1994年、伊豆に工房を構える。個展:「ハズムカタチ」(2014年、神楽坂)など|グループ展:「小澤明子/石丸みどり 籠と織物」(2022年、富士宮)など。静岡新聞「アトリエ日記」連載(2021年10月〜2022年3月)。

この企画を進めるに当たり僕の感じた事を書いておきたいと思います。
アメリカンネイティブ、アイヌや琉球民族、過去を遡ってみても独特な織りや染めの技術を持っていました。*トライバリズム(部族主義)のようなものは、AIが中央値、最適解を人間に渡す現代では、コミュニティという一つのカタチになって存在するのではないか?というのが僕が持っている一つの問いでもあります。
そのコミュニティが持つ印や衣服は現代の「ブランド」というものとは異なります。それは象徴として機能している何かである事は間違いありません。中央値、最適解の生成そして応用は大企業の居場所になるでしょう。その中で、このプライベートキャンプ場という主体を持った小さな場が持つコミュニティがどれだけ成長していくのかは未知でありながら今後の一つの目標にもなるでしょう。
それは文化の創生にも等しい作業であり、時間のかかる作業でもあります。昔街角やライブハウスで演奏していたアンダーグラウンドなミュージシャンが世界を巻き取っていく文化を作っていきました。オンラインの世界に頼る事なくアナログなオフラインの世界で、それらが出来上がっていく様を見る事ができたら・・・そう思って過ごしています。
*トライバリズム・・・
部族主義とは、部族や部族的な生活様式によって社会が組織化されている状態、またはそれを支持する立場を指す。転じて、現代の政治や社会を論じる文脈では、特定の内集団への強い忠誠にもとづいて外集団を排除・差別する態度や行動を指して用いられることもある。
出典:ウィキペディア
伊豆の布研究室は、伊豆の自然に根差した布づくりを続けています。天蚕、和綿、カラムシ、日本茜、梅の木苔など、古来からの素材を生かした糸・反物・小物を制作。

これまでの作品




2026年2月の企画について石丸さんより。
伊豆の暮らしも三十年以上となりました。
身近な草木で糸を染め、布を織り着物、帯などを作り出す日々です。
様々な草木で糸を染めて来ましたが、その中でも「河津桜」は
伊豆を代表する植物で、この場所でしか染まらない色があります。
今回の「河津桜」の草木染めは、何回かの役目を果たして
最後の最後に植物が残してくれた色。
手に取ってくださる方々が何を思うか、想像すると楽しくなります。
まだ、寒さ厳しい中いち早く咲く「河津桜」の色を身に着けて
お出かけ頂ければ幸いです。
石丸みどり(染織家、ito.ori.midori) note>>