焚き火のあとに残るもの。──CONNECTの夜、火を囲む時間について

焚き火のあとに残るもの。──CONNECTの夜、火を囲む時間について

イベントの終わりには、静けさが訪れます。
CONNECTの会場でも、夕方の17時を過ぎるころには人の声が少しずつ減り、森の空気が深くなっていきます。

その時間から、「焚き火の会」がはじまります。
といっても、何か特別なプログラムがあるわけではありません。
音楽も演出もなく、ただ火を囲んで座るだけの会です。

火を守ってくれるのは、逗子海岸で毎週のように焚き火をしている方。
その手つきは、炎を扱うというよりも“時間を扱う”ような静けさをまとっています。

CONNECTのあとの夜、焚き火の会にはたぶん多くの人は残りません。
けれど、残った人たちはみな、同じように火を見つめ、
何かを思い出すように黙っています。

それは、賑やかなイベントの“延長”ではなく、
むしろ“余白”としての時間です。

忙しい世界の中で、
「ただ火を眺めること」だけを目的に集まる夜。
そこに、言葉を超えたつながりがあるような気がします。

火は、会話を選ばず、沈黙を許してくれる。
その優しさの中で、人は少しだけ“素”に戻る。

11月23日(日)夜。
伊豆・姫之湯の森で、静かに燃える火があります。
CONNECTのあとの、その小さな時間に、もしよければどうぞ。

 

CONNECTの詳細フロントページはこちらより>>

 

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