即時性。これが今の世の中を物語る。
音楽にしても「前奏」があるとヒットしないらしい。
すぐ本題に入らなければならない、1分1秒を無駄にしない世の中。
でも、「前奏があるからこそ音楽なんじゃねぇか?」
そう思うのは僕だけだろうか。
例えば、NIRVANAの『Something in the Way』
Oasisの『Don't Look Back in Anger』
前奏から始まる曲が持つ余韻。
それがなければ彼らのメッセージは届いただろうか?
本物であるよりも、そこそこ良く。
考え抜かれた20文字のキャッチコピーに釣られ、
僕らは現代を生きている。
頭の良い奴らに勝つには、本当のバカになる勇気が必要だ。
長いものに巻かれることも時には必要だけれど・・・
時にはぶった斬る勇気も忘れてはいけない。
内省的で哲学的、そして抽象的な文章は読まれにくい。
それでも、その隅っこのヘンテコな領域に気づく人は抜け出せなくなる。
みんなは、その領域を覗いてみたことがあるだろうか?
僕が好きなのは、そういうややこしくて謎に包まれたものだ。
NIRVANA、Oasis、ボブ・ディラン、ジョン・レノン。
彼らはその切り口で新しい時代を切り拓いた。
平和、悔しさ、希望。これらのテーマは、
現代ではスピリチュアルという領域に引っ越してしまったのかもしれない。
それでも僕は、自分の詩と音楽でその領域に一歩踏み込んでみた。
この「星のうた」は、その一つの結果だ。
6000回に及ぶAIのプロンプト修正を繰り返していくと、
イレギュラーで人間らしい「空白を歌う」ような曲が生まれる。
チャンネルの名称はペンネームである。このページを読んでいる人にしか正体はわからない。ゆえに正体は不明のままに、あなただけのモノとしてみてほしい。Ren Nakajima Lyrics Creation. >>
執筆:カトウマサチカ