Qi

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10日ほど前から左耳が突然聞こえなくなった。突発性難聴の疑いもあったのだが、忙しい事を理由に病院に行くのを先延ばしにしていた。ただ、ここ2〜3日本格的に聞こえなくなってきたので病院に行ってきた。

いつも調子が悪くなっても大体放置して自然治癒力に任せる・・・それは言い訳で病院が嫌いなのだ。が小さいというか、、、多分そうなのだろう。

昨晩も色々調べて自分勝手に結論を出す。「もう左耳の聴力は戻らないかもしれない」心臓の鼓動が速くなり、補聴器っていくらすんだろう。とか、しなくて良い心配をして段々と元気がなくなる自分がいた。

聞こえなくなって初めて色々わかった事がある。右耳は正常なので人の話を聞くのはそんなに不自由ないのだが、話すのが辛い。自分の声が跳ね返ってきてしまうイメージがあって、とにかく話しづらいのだ。

朝9時に予約していたのだが病院に到着したのは8時20分だった。駐車場で待っている間、を紛らわすためにInstagramを開いた。HIMENOYUのページを見て「相変わらずイケてねーな」と思いながら見ていると時間になる。

受付を済ませ、順番待ちの時間、また鼓動が速くなる。「酷かったらどうしよう」心が勝手に最悪の方向ばかり向いているのだ。「加藤さん」と呼ばれ診察室に入る。「左耳が10日ほど前から聞こえないのですが・・・」というと先生はちょっと診て見ましょうと言って耳の中を診始めた。

数秒して先生が「あ〜」というので、はぁーやっぱり酷いか。と思っていると「耳垢が詰まってます。取りましょう」と言った。てっきりストレスで聞こえなくなったと思い込んでいた僕は「えっ、突発性難聴じゃないですか?」と聞くと「ハイ、詰まってます」との返答だった。あの心配は何だったのか。何でも綿棒で耳垢を奥に入れてしまう人が多いとか。器具で取った後に掃除機みたいな道具で吸い取ってくれた。処置が終わるり「どうですか?」と聞かれたので「ハイ!ステレオになりました!」と答えたのだが若い先生には何の事かわからなかったらしい。しかし僕は元気を取り戻した。プラシーボ効果はじめ、人間とは単純なものだと思った瞬間だった。

*昔何かで読んだか、誰かに聞いた話だが、まだ科学で解明されていない「」というものは、何らかの生命エネルギーのようなもので、元気という言葉はに戻すと書く。元気になろうと頑張るんじゃなくて、元々持っていたところに戻れば良い。そのきっかけはどこにでも落ちていて、たまたま開いたSNSで笑ってしまった投稿があったら、それがあなたに向けられた今日の天使って事である。

 

 

Making the World Romantic Again.

 

執筆:カトウマサチカ

 

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